52人で作った季節を泳ぐジンベイザメ / 記事にまとめました
昨年のこと。
カメラの勉強会をきっかけに知り合った 長沼真弓さんに#みんなSAME 展のお話をしていたら「こどもたちと手形でジンベイザメを作ろう」と言ってもらった時は「??」となった。
聞けば、同じくカメラでお知り合いになった安川 眞澄 (Masumi Yasukawa)さんのアトリエ Mishmashで こども食堂なるものを定期開催されている聞く。
その時のわたしは妊娠中期で、打ち合わせをするために大きなお腹を抱えて、大野城のアトリエにお邪魔した。
(当時の私は子どもが生まれたら出回れなくなると思い、とにかく人に会いに行っていた。笑)
安川さんのアトリエは、古民家を人が集まる場所として開かれていて、子どもだけではなく大人が楽しむワークショップも数多く開催されている。
おばあちゃんの家に遊びに来たような気持ちになる空間。
その中に、ありとあらゆる工作の道具が使いやすいよう整理整頓されているのが印象的だった。
こども食堂とは「子どもやその親、および地域の人々に対し、無料または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供するための日本の社会活動 (Wikipediaより)」
自分が妊娠するまで、どこか地域活動にも無関心だったが、育児開始を間近に控えると色々な情報が入ってくる。
社会としての子育て、支援が必要な環境が存在することなど、意識が及んでいなかった現状があることを知った。
こども食堂おおりは
● こどもたちの居場所をつくりたい
● すべてのこどもたちに温かいごはんを提供したい
● こどもたちと地域の方々との交流の場を作りたい
● こどもたちに物作りの楽しさを味わってほしい
そんな思いから大野城市 アトリエ Mishmashに開かれている。
これもただ食事を作って振る舞うだけではなく
開設に至るまで、NPO法人チャイルドケアセンターを事務局とし、保健所へ相談、食品衛生責任者の受講、地域への挨拶など、活動を継続的かつ安全に、そして確固たる居場所づくりをされるために、多くのステップを重ねられている。
ジンベイザメの手形を作るこども食堂開催されたのが10/29。
わたしは産後二ヶ月の頃。子どもを主人に任せて取材へ行った。
末っ子育ちの自分はあまり幼児と過ごしたことがなく、我が子すら持て余していたが、
こども食堂で、ママの皆さんが、我が子も辺りで遊ばせながらボランティアをされていて
会話の中で色々なことを教えてもらったり、心地いい時間を過ごせた。
地元を離れ、仕事ばかりで暮らしてきた自分としては、子どもと地域の関係の温かさを知るいい機会になった。
#みんなSAME Product展は、準備期間が出産を跨ぎ、「ちゃんと開催できるのだろうか…」と不安ばかりだったが、賛同くださった皆さんの支えと、それから繋がった世界の拡がりなど、クリエーターとして、母になった自分として、多くの学びをもたらしてくれた。
「やってよかった(できてよかった)」
これに尽きる。
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